かけ算は たし算とひき算のつぎ、3番目にべんきょうする”算数”です。
かんたんに言えば、かけ算は「何を 何回かける」です。
たとえば、1月1日から1月31日まで1ヶ月間ずっと毎日”⭐︎形のチョコレート”を1日3こ食べました。全部で何こ”⭐︎形のチョコレート”を食べたでしょうか?
1日⭐︎⭐︎⭐︎
2日⭐︎⭐︎⭐︎
3日⭐︎⭐︎⭐︎
4日⭐︎⭐︎⭐︎
5日⭐︎⭐︎⭐︎
6日⭐︎⭐︎⭐︎
7日⭐︎⭐︎⭐︎
〜
〜
〜
29日⭐︎⭐︎⭐︎
30日⭐︎⭐︎⭐︎
31日⭐︎⭐︎⭐︎
たし算で書くと
3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 + 3 = 93
と3が31こつづくのでなが〜〜い式になってしまいます。
ここでかけ算の出番です。
こんなときにかけ算を使えば
3 × 31 = 93
と表すことができます。
3 × 1 = 3
3 × 2 = 3 + 3 = 6
3 × 3 = 3 + 3 + 3 =9
3 × 4 = 3 + 3 + 3 + 3 = 12
かける数字が1大きくなるごとに3ずつ大きくなっていきます。このちょうしで「3を31回かけると93」となるのがかけ算です。
1日あたり”⭐︎形のチョコレート”を毎日2こ食べていたら
1日⭐︎⭐︎
2日⭐︎⭐︎
3日⭐︎⭐︎
4日⭐︎⭐︎
ですから
2 × 1 = 2
2 × 2 = 2 + 2 = 4
2 × 3 = 2 + 2 + 2 = 6
2 × 4 = 2 + 2 + 2 + 2 = 8
かける数字が1大きくなるごとに2ずつ大きくなっていきます。
かけ算は面積のようにとらえることができます。
”⭐︎形のチョコレート”を1日3このペースで食べるとき、4日間で食べたチョコレートは
例えば
3 × 1 = 3 こ
3 × 2 = 6 こ
3 × 3 = 9 こ
3 × 4 = 12 こ
を以下のように表すことができます。
かけ算は単位とも関係しています。
長さの単位や重さ、体積や時間、速さなどたくさんの単位があります。
1 グラム(1 g) = 1000 ミリグラム (1 mg)
1000 グラム (1000 g) =1 キログラム (1 kg)
1 時間 = 60 分
1 日 = 24 時間
1 メートル(1 m) = 100 センチメートル( 1 cm)
1 キロメートル( 1 km) = 1000メートル (1000 m)
1 リットル = 1000 ミリリットル
時速 4 キロメートル = 分速 ? メートル
のように変換する問題もあります。
算数の大事なルールに「かけ算とわり算はたし算とひき算よりも先に計算する」があります。
6+3×5
を計算してみると正しくは先に 3×5 =15 を計算し、後から6+15=21です。
先に6+3=9を計算して9×5=45とするのは間違いですのでご注意ください。
3×2+8÷4については先にかけ算とわり算を計算するので6+2=8です。
じゃあ先にたし算引き算を計算したい場合にはどうすればいいの?と思うかもしれませんが、そういう時はカッコ()でくくります。
(6+3)×5の場合は 先に(6+3)=9を計算し9×5=45なります。
かけ算は学年があがるといろいろな数字のかけ算をやっていきます。
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小数のかけ算
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分数のかけ算
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かけ算とわり算の組み合わせ
まで間違えずに計算できるようになることが計算問題だけでなく図形問題を解く上で大切です。
中学校の数学がはじまるとかけ算の範囲が広がります。
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文字(aやb, xなど)のかけ算
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マイナスの数(負の数)