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小学生の皆さまへ

算数を得意と思っている子もいれば、苦手だと思っている子もいます。

まず、得意な子は素晴らしいです。算数は大人になってからもとても役に立ちます。お金の計算、時間の管理など個人に関わることありますし、お仕事でも算数をめちゃめちゃ活用しています。この調子でじゃんじゃん算数が得意になっていけば、中学高校に大学も算数の考え方解き方が必ず役に立ちます。
データサイエンス、医療、宇宙、ゲーム、観光などありとあらゆる分野で算数は活用されています。

次に苦手な子に贈りたい言葉として、苦手なのは能力が足りないのではない可能性があります。赤ちゃんが歩き始める時期が1歳ちょうどの赤ちゃん、10カ月で歩き始める成長の早い赤ちゃん、1歳半で歩き始める赤ちゃんと個人差があります。算数が理解できるようになる頭の成長も個人差があります。

苦手なのは成長のスピードが遅いか早いだけで時期に来ればわかるようになるかもしれないです。そもそも、4月5月生まれと早生まれ2月3月では成長の度合いが違って当然です。教育学の調査により、論理的思考力の成長曲線が早くに上向くお子さんもいれば、ゆっくりなお子さんもいることが報告されています。

授業の進むスピードは平均的な成長の子に合うように設計されています。1クラスに30人もいれば、一人一人成長の度合いが違うので得意な子も苦手な子もいます。得意なら思いっきり喜べば良いし、苦手でもちょっとずつできるようになればよく、頑張っても苦手なら頑張った自分をほめてあげましょう。

基本的な算数は中学生高校生になればほぼできるようになりますし、苦手のままで暮らしている大人はたくさんいるので心配し過ぎないでください。苦手だと思っていて方にとっても、算数や数学は100%役に立つものです。

中学校になる前に小数や分数の計算までできるようになっておくと、中学校以降の数学が楽になりますので練習してみてください。中学生になると数学は数字だけでなく”x"や”y"のような記号を使って計算するようになります。小学生のうちに数字の計算はできるようになっていると良いです。

​繰り返しますが、数学の考え方が得意になるタイミングが一人一人違うという研究結果があります。早いお子さんで小学校高学年、ゆっくりなお子さんで中学生で訪れますので焦らずに学習していけば大丈夫です。個人差があるので遅い早いの違いであり、良い悪いではありません。

簡単に言えば、算数に限らず勉強のそんなに早く苦手や嫌いを決めつけなくても良いかな、と思います。また、大人になってもまだ勉強が苦手や嫌いだと思っても、それはそれでなんとかなってる社会人は世の中たくさんいますのでそこまで心配なさらずに。不得意は不得意のままでも人生どうにかなることがほとんどです。

中学生になると算数は数学に変わりますが、小学校から中学校の接続はそこまで心配いりません。中学校の数学は「記号を使って計算」に慣れることができれば、他はそこまで複雑だったりイメージしにくい分野は多くありません。

高校生になると数学は相当難しくなります。高校生の数学、特に高校2年生からの数学は難しいので苦手と感じたり、授業についていけない生徒さんがたくさんいます。ただ、皆さんが最難関の大学(東大京大をはじめ、地域で一番の大学)に将来的に進学を希望するのであれば数学は避けては通れません。大学進学において希望が叶うかどうかは数学(+英語)の実力がものさしとなっているのが現実です。

 

研究や学問は「努力と素質」が大切ですが、勉強や受験「習慣と訓練」に近く、公立校の高校受験や上位の大学受験(MARCHや地方国公立大学くらい)までの学力に関しては天性のものではなく、後天的な積み重ねでなんとかなるレベルです。

 

少し難しい話かもしれませんが、「あらゆる合格はゴールではなく、スタートです」。同じように「教育は目的ではなく手段です」。
 

光正学舎は皆さんの学習について

  1. 習慣を身につける

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数学の演習
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